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幸せの結婚指輪は紛争ダイヤを避けて選ぼう

結婚指輪は結婚する二人の幸せを願って購入し、長く身に着けていく大切なものです。その大切な指輪に使うダイヤモンドが紛争ダイヤだったら、人の不幸につながってしまっているかもしれません。紛争ダイヤとはどのようなものなのか、指輪を選ぶ際にはどういった点に注意していけばよいのかについて、一度チェックしておきましょう。

目次

自分の幸せがほかの人の不幸につながる?

結婚をすることは、人生の中でも特におめでたく、幸せなイベントです。これからの人生がよりよいものとなるように、多くの人に祝ってもらうときでもあります。その時から願いを込めた結婚指輪を身に着けていくために、結婚指輪を選ぼうとしているカップルも多いはずです。その時に気を付けたいのが、人の不幸につながる素材を使っていないかどうかを考えることです。特にダイヤモンドについては、現在紛争が行われている地域で産出されることが多くなっています。場合によってはそれが紛争を起こしている人たちの資金となり、武器などを購入することにつながっている可能性があるのです。これを紛争ダイヤといいます。

あなたが幸せを感じて身に着けるダイヤモンドが、誰かの命を奪う武器に変わっているかもしれないのです。また、ダイヤの採掘には労働が必要です。大きな利益を上げ戦争の資金を作るため、地元の方が厳しい労働環境に置かれている可能性もあります。その点について考えずにダイヤモンドを購入していることで、誰かの苦しみを作り出すことになってしまいます。

紛争ダイヤを駆逐することが必要

紛争ダイヤは紛争を長引かせることにつながります。多く紛争ダイヤが売れれば売れるほど、戦争が長引き、命が失われていくことになるのです。強制労働などもますます激しくなり苦しむ人も増えていきます。この状態を解決するためには、最終的にダイヤモンドを購入する人、つまりこれからダイヤモンドを入れた結婚指輪を購入しようとしている方が、紛争ダイヤについての意識をもって、紛争ダイヤではないものを選んでいくことが必要になるのです。

ダイヤモンドは価値が高いため、大きな資金源となっていきます。それだけ多くの人を傷つけることにつながってしまう可能性があるのです。紛争ダイヤが流通している以上、個人としてはどうしようもないことかもしれません。しかし、購入する側が紛争ダイヤを選ばないようになれば、流通する量も減っていき、影響が少なくなっていくことが期待できます。小さくてもその一つの力となれるように、まずは紛争ダイヤについて意識していくことから始めてみましょう。

確認をして購入を

実際に指輪の形になっているダイヤを見て、それが紛争ダイヤかどうか確認することは不可能です。それでも紛争ダイヤを避けて購入したい場合には、証明書などを確認する必要があります。しかし、原石の状態やカットされた石の状態でなければ、証明書で確認することは難しいでしょう。個別の商品に証明書を付け、産地などを確認できるようにしてあることもありますが、専門家でないとわかりにくい部分もあるかもしれません。

そこで選ぶうえでの手段として、購入するブランドを選んでその中から結婚指輪を決める形が挙げられます。海外などでは日本と比べて社会問題としてこうした紛争ダイヤの問題が取り上げられることも多く、社会への影響力を考えたブランドは紛争ダイヤを避けてダイヤモンドを入荷し、指輪の作成に使っていることが多いです。結婚指輪を購入しようとしているブランドがこうした紛争ダイヤの排除についてどういった態度をとっているかなどについて調べておくとよいでしょう。

安すぎるものには注意

お買い得なダイヤモンドの指輪があれば購入したいと思うのは当たり前のことですが、安い理由として正常なルートでの入荷ではなく、紛争ダイヤの可能性が否定できないものもあります。自分の一生を支える結婚指輪がほかの人の不幸につながらないようにするためには、出所がわからないもの、安すぎるものには注意する必要があります。お買い得なものはその理由を理解したうえで、きちんとしたルートで入ってきたものなのかどうかを確認してから購入するよう気を付けていきましょう。

納得のいく結婚指輪選びのために

結婚指輪は一度購入したら買い替えることはほとんどありません。常に身に着けて一生大切にする方が多いでしょう。その指輪がみんなの幸せにつながるものなら、これからの結婚生活を支えてくれる大切なものとなってくれるはずです。そのために、紛争ダイヤなどほかの人を不幸にする素材が混ざっていないか、確認して購入するよう心掛けましょう。