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細めの結婚指輪を選ぶならハードプラチナがおすすめ

結婚指輪の素材として人気のプラチナ。しかし、純度が高いプラチナは非常に柔らかく、アクセサリーに使用されるときにはほかの金属と混ぜることで硬度を高くしています。プラチナのなかでも特に硬度が高いのがハードプラチナです。こちらでは、ハードプラチナとはどういうものなのか、メリットやデメリットを含めて紹介します。

目次

プラチナは金属のなかでも柔らかい素材

日本人の肌の色との相性が良く、ダイヤモンドの輝きに負けない美しさを持つプラチナは結婚指輪の素材としても優秀です。しかし、純度が高いプラチナほど柔らかく、傷つきやすかったり、形が歪みやすかったりといった問題がありました。そこで考えられたのが、プラチナにほかの金属を加えることで高い硬度を得る方法です。一般的に、プラチナに加えられているのはパラジウムという金属で、身近なものでいえば、銀歯に使用されています。

プラチナのひとつとして、ハードプラチナがあります。こちらは、プラチナ95%、パラジウム約2~4%、ルテニウム約1~3%を混ぜて作られたものです。ルテニウムは、パラジウムよりさらに強度が高い金属であり、純度が高いプラチナ製品を作る場合にはルテニウムあるいは、同じく高い強度があるイリジウムを使用しています。

金属の硬度を表わす指標のひとつがビッカース硬度(Hvで表示)といい、最も硬い石といわれているダイヤモンドでHv7000~15000です。Pt900がHv80、Pt950がHv60ほどであり、ハードプラチナになるとHv90~150と高めの数値となっています。プラチナの結婚指輪といってもブランドによって混ぜている金属の種類が違うため、購入をする前にはできるだけ確認をしておくほうが良いでしょう。結婚指輪は長年身に着ける大切なものなので、歪みや傷がつきにくいものが望ましいです。

ハードプラチナのメリット・デメリット

ハードプラチナの結婚指輪は、高い純度のプラチナを使用していながら比較的丈夫である点がメリットです。そのため、歪みやすい幅が細めの結婚指輪を作るときには、ハードプラチナが使用されることも少なくありません。なかには、Pt999という純度を誇る結婚指輪もあります。純度が高いプラチナはそれだけ価値も高く、しかも、金属アレルギーになりにくい点もメリットです。ちなみに、ハードプラチナより硬いウルトラハードプラチナと呼ばれている非常に強度が高いものもあります。職業によっては「仕事中に結婚指輪を身に着けていると傷をつけてしまう」とはずす人もいますが、ハードプラチナは丈夫なのでそういった職業の場合もずっと身に着けやすいです。

ただ、その一方で、加工が難しいというデメリットもあります。ハードプラチナの硬度の高さが、リメイクや修理といった作業を難しくしてしまうのです。ハードプラチナは歪みや傷がつきにくいですが、長く身に着けていれば修理が必要になる場面も出てくる可能性があります。また、デザインを変えたくなる可能性もないとは言い切れません。店によっては修理やリメイクをするのが難しいからと、依頼を断ってしまうところもあります。そのため、購入した店で修理などをしてもらうことが可能かどうかをあらかじめ確認しておくのがおすすめです。

ハードプラチナの結婚指輪を安く購入するには?

ハードプラチナが素材になっている結婚指輪を購入する際に、できるだけ費用を抑えたい場合はシンプルなデザインのものを選ぶのがポイントです。純度が高いプラチナであれば、価格もそれだけ高くなりがちです。しかしながら結婚指輪はデザイン料を含めての価格となっているため、シンプルであるほどその料金を抑えることができます。また、リングの内側にダイヤモンドや誕生石などを埋め込む結婚指輪も人気となっていますが、そういったものをなくすのもひとつの方法です。

また、卸売業者直営店や通販サイト、自社で仕入れから製造・販売まで行っているブランドのものを購入するのも良いでしょう。これはコストをカットしている分、結婚指輪を安く提供しているところも多いからです。ハードプラチナは一般的なプラチナより高額になりがちですが、自社開発をしているところでは、そうではないブランドで購入するより安く手に入れやすくなります。

純度が高いプラチナの結婚指輪を求めているならハードプラチナをチェック!

結婚指輪は長く身に着けることが多いため、丈夫で形が歪みにくいものを求めている人もいるのではないでしょうか。ハードプラチナはプラチナのなかでも強度が高く、丈夫で傷もつきにくいのが特徴です。一方、高い硬度であるがゆえにリメイクや修理がしにくいデメリットもあります。ハードプラチナの結婚指輪を選ぶ場合は、何かあったときに修理をしてもらうことができる店を選ぶようにしましょう。